X00 ハビタブル日本の統括と推進
X00 総括班
研究代表者
岡 英太郎 | 東京大学、領域代表、A02-4分担 |
研究分担者
杉本 周作 | 東北大学、A01-1代表 |
本田 明治 | 新潟大学、A01-2代表 |
小坂 優 | 東京大学、A01-3代表 |
遠山 勝也 | 気象研究所、A02-4代表 |
岩本 洋子 | 広島大学、A02-5代表 |
榎本 剛 | 京都大学、A02-6代表 |
碓氷 典久 | 気象研究所、A03-7代表 |
佐藤 友徳 | 北海道大学、A03-8代表 |
時長 宏樹 | 九州大学、A03-9代表 |
西川 はつみ | 海洋研究開発機構、観測推進チーム代表、ECHOES代表、A01-2分担 |
望月 崇 | 九州大学、モデリング・解析推進チーム代表、A03-9分担 |
相木 秀則 | 名古屋大学、研究成果統合チーム代表、A02-5分担 |
野中 正見 | 海洋研究開発機構、国際連携推進チーム代表、A01-3分担 |
ポスドク研究員
研究協力者
木戸 晶一郎 | 海洋研究開発機構、ECHOES代表、A01-1分担 |
橋濱 史典 | 東京海洋大学、A02-4分担 |
大林 由美子 | 愛媛大学、A02-5分担 |
林田 博士 | 海洋研究開発機構、ECHOES代表、A02-6分担 |
児玉 武稔 | 東京大学、A03-7分担 |
杉本 志織 | 海洋研究開発機構、A03-8分担 |
岡島 悟 | 東京大学、ECHOES代表、A01-3分担 |
平田 英隆 | 立正大学、異常天候WG代表、A01-2分担 |
山口 凌平 | 海洋研究開発機構、海洋顕著現象WG代表、A01-1分担 |
計画研究と公募研究が一体となり、「人間の生存基盤をなす温和な気候、豊かな水・水産資源が今後も持続しうるか」という問いに解答する、という研究領域全体の目的を達成できるよう、総括班は、
- 個々の研究者が、目標を共有し有機的に連携しつつ、自由な発想に基づき研究を進められるような環境づくり
- 次世代を担う若手・中堅研究者の育成
を行うことを目的とする。総括班内には、研究活動推進のための「観測推進チーム」、「モデリング・解析推進チーム」、「国際連携推進チーム」ならびに成果とりまとめを担う「研究成果統合チーム」を置く。総括班外には、領域全体の研究連携の場として、特定の研究課題に対するワーキンググループ(WG)を、また若手連携の場として「若手研究者連絡会」を設置する。
具体的な活動計画は以下の通りである。
領域全体での目標・進捗・成果の共有
領域全体会合ならびに拡大総括班会議を定期的に開催し、領域全体ならびに各計画研究・公募研究の目標と成果を共有するほか、複数班合同ミーティングや各WGの会合の開催調整を行う。また、領域ウェブサイトを作成し、目標や成果を領域内で随時共有するとともに、国内外に向け発信する。
領域内の研究活動支援ならびに領域内外との研究連携の推進
(1) 日本海、三陸沖、東シナ海の船舶集中観測をはじめとする様々な現場観測において、研究領域内の人的・物的資源を最大限に有効活用して各観測を着実に実施し、得られたデータをとりまとめるため、「観測推進チーム」が領域内外の協力体制をコーディネートする。(2)「モデリング・解析推進チーム」が領域内の高解像度モデリング研究を推進するとともに、「国際連携推進チーム」と連携して国内外の地球温暖化プロジェクトなどとの協力関係を構築し、膨大なデータへのアクセスを領域メンバーに提供する。(3) 海外との共同研究の推進のため、「国際連携推進チーム」が若手・中堅の国外研究機関への短期派遣を促す。また、海外の一流研究者を招いて国際ワークショップを開催する。(4)「研究成果統合チーム」を中心に、領域全体の多様な研究成果を常にとりまとめ、研究領域全体の目的達成に向けて、領域内での共有を測る。(5) 領域横断的な連携研究を推進するため、重要課題に対して「課題別WG」を設置し、その活動を支援する。まずは「異常天候WG」、「海洋顕著現象WG」の2つを設置するが、研究の進み具合や必要性に応じて追加、改組していく。(6) 新学術領域「Hotspot2」で確立した気象庁との協力関係を維持し、成果を現業に反映させるために、合同研究会を引き続き開催していく。
国内外への成果発信
「研究成果統合チーム」ならびに「国際連携推進チーム」のサポートのもと、専門家向けには、国内および海外の学会で若手・中堅を中心とするメンバーによるセッション提案や、学術誌の特集号の企画を推進する。一般向けには、領域ウェブサイト、プレスリリース、最終年度に開催する一般向けシンポジウム等での積極的な成果発信を促す。
若手研究者育成
大学院生・学部学生や各計画研究で雇用するポスドク研究員を、ロールモデルとなるであろう30代の研究者と強力に結びつけるため、若手研究者により構成される「若手研究者連絡会」を支援し、分野横断型の勉強会やサマースクールなどの自主的企画を後押しする。領域全体会合で若手の優秀ポスター発表を表彰し、さらなる発展を奨励する。若手の視野を広げるため、国際連携活動や集中観測への積極的参加を促す。「異常天候WG」や「海洋顕著現象WG」等の「課題別WG」も若手研究者のリードを推奨する。