NEWS
- 2024/11/19研究成果
- 海中天気予報(林田ほか, 2024)
- 2024/11/17お知らせ
- 異常気象研究会2024(11/27-28)
- 2024/11/09受賞・ 報道
- 立花義裕(A01-2)が東海テレビ文化賞を受賞
- 2024/11/05お知らせ
- 公開気象講演会「気象を通じて社会に貢献する」(11/17)
日本周辺域は、冬季に海洋から大気に世界最大の熱放出が起こる「気候系のhotspot」である。加えて、地球温暖化に伴い、海水温が世界平均の2倍の速度で上昇しており、気象災害の頻度も長期的に増している。
さらに近年、黒潮の大蛇行、黒潮続流の異常北偏、親潮の北への後退、海洋熱波の頻発など、日本周辺の海流は過去とは異なる様相を見せ始めており、猛暑や豪雨などの気象現象のみならず、サンマやイカの漁獲減少、ブリの生息域拡大など、水産にも大きく影響している。
以上の背景をもとに「ハビタブル日本」では、研究対象を過去2回の新学術領域研究で取り組んだ中緯度の大気海洋相互作用から、大気・海洋の化学、海洋生態系、水産へと拡張し「日本に住む我々の生存基盤をなしてきた温和な気候、豊かな水・水産資源は、今後も持続するのだろうか?」という問いに解答する。