A03-K110 黒潮の多様な窒素供給プロセスの評価と栄養塩輸送を通じた亜熱帯循環域への影響の解明
A03-K110班
研究代表者
堀井 幸子 | 水産資源研究所 |
研究協力者
山口 珠葉 | 水産資源研究所 |
橋濱 史典 | 東京海洋大学、A02-4分担 |
長井 健容 | 東京海洋大学、A02-4分担 |
岡 英太郎 | 東京大学、A02-4分担 |
岩本 洋子 | 広島大学、A02-5代表 |
児玉 武稔 | 東京大学、A03-7分担 |
田中 雄大 | 長崎大学 |
窒素は亜熱帯の海で枯渇しやすい栄養素であり、生物生産を制御する主要な因子のひとつである。しかし日本周辺海域の窒素の供給プロセスは多様であり、どのプロセスがどの程度一次生産に寄与しているのかは評価が進んでいない。本研究課題では、黒潮と、それに隣接する亜熱帯循環域に焦点をあて、以下の三つの問いに答えることで、多様な窒素供給プロセスが日本周辺海域の生物生産にどのように機能しているかを解き明かすことを目指す。
- 乱流、窒素固定、大気からの沈着の三つのプロセスによる、黒潮表層への窒素供給量はどの程度か。
- 黒潮は輸送を通じ亜熱帯循環域西部にどの程度の窒素を供給するのか。
- 将来的な気候変動はそれぞれの窒素供給プロセスとその輸送にどういった影響を及ぼし得るのか。
