A01-1 日本近海の海洋変動の統合的理解

A01-1 海洋変動班

研究代表者

杉本 周作東北大学

研究分担者

木戸 晶一郎海洋研究開発機構
山口 凌平海洋研究開発機構
木田 新一郎九州大学
小橋 史明東京海洋大学
滝川 哲太郎長崎大学
万田 敦昌三重大学
川合 義美海洋研究開発機構
中村 啓彦鹿児島大学

ポスドク研究員

喬 煜翔東北大学

研究協力者

岡 英太郎東京大学、A02-4分担
美山 透海洋研究開発機構、A03-7分担
吉田 聡京都大学
谷本 陽一北海道大学、A03-9分担
本田 明治新潟大学、A01-2代表
堤 英輔鹿児島大学
川上 雄真気象研究所、A03-7分担

世界の海に比べて日本近海は約2倍の速さで温暖化している。加えて、2010年代以降の親潮の北退、2017年からの黒潮大蛇行、そして千葉県沖を流れ去るはずの黒潮続流が2023年8月には青森県沖まで到来するなど、日本を取り巻く海流・海洋環境は異常状態にある。

海洋環境変化を理解するには海流システムを明らかにする必要がある。そこで、本研究班では、以下の項目を中心に、海流を基軸に日本近海海洋変動の統合的理解を目指す。

  1. 黒潮・親潮・対馬暖流などの海流変動・変化、そして海流間の双方向関係の解明に挑む。
  2. 海流変化が、日本近海の海洋環境変化に及ぼす影響の解明に挑む。
  3. 九州南西沖で船舶による大気海洋観測を実施し(2026年度6月を計画)、西日本を襲う豪雨の要因や頻発化しつつある局所的な海水温異常の実態の解明に挑む。
  4. 将来の海流変化に応じた海水温異常による気象災害の評価に挑む。